まるで、抽象画みたいなドラマだ。
作者はこの物語を通して、何を主張したいのか考えさせられる。
最近流行りの不倫や突飛な設定でないためか、視聴率はいまいちのようだが、毎回つい観てしまう物語だ。
特に深いセリフの数々。
通りすぎるドラマという形式がもったいなくて、私は気になったセリフをノートに書き留めている。
4話で気になったセリフ2つ。
「俺は浮気しないよ。だって、されたら嫌だから。相手にされたら嫌なことを、どうして自分はできます?愛してるのに。」
最後の「愛してるのに。」がいい。
これがなかったら小学生の標語みたいだけど、これがあるからストンと響く。
こんな風に夫に言われたい(笑)
「女には世の中に2種類いるの。奪う女。持ってるものは何でも奪われる。お金も子どもも。しまいには保険掛けられて、もしかしたら命まで。そういう女からはね、とっととお逃げ。もう一方は、与える女。それこそ何でもかんでも与えようと、捧げようとしてくれる。男がその価値に見合うなら、それこそ身も心も。そりゃもう、まるで竜宮城だよ。」
セリフの言い方が秀逸!説得力がある!
私はどっちだろう?
夫に「与える女」になれてるかな?
竜宮城とまではできてないかもしれないけど、少なくとも今は夫のことを、それこそ全て捧げてもかまわない人と思ってる。
勿論、それに見合う愛を私だけにくれるならば、だけどね。
物語の展開はさほど楽しみではないが、刺さるセリフを聞きたいがために、多分来週も観てしまう。気になるドラマだ。